マルタで緊急事態に遭遇した話
日本にいても海外にいても緊急事態に遭遇する事態というのはなかなかありません。
ネットニュースにもなっていましたが、各学校に爆破予告がありました。
結果的には偽情報だと警察が判断したようですが、たまたま学校にいましたのでマルタでの対応をシェアしたいと思います。
当時、学校側と予約をしていましたので校舎内にいました。
先生や事務方と話していたのですが、突然ドアがノックされて緊急事態っぽいと通達がありとりあえず外へ出て!と言われ校舎内にいる生徒・先生・事務や警備員全員が外に出て何があったのか情報を待ちました。
はじめは、そんなに切羽詰まった雰囲気はなくゆるい空気感だったので避難訓練かと本気で思っていました。
日本での避難訓練の空気感や大きい消防署で火事や地震の再現施設に行ったことがあったので、マルタの避難訓練は随分と和気藹々としているのだなぁとちょっと残念に思っていました。
予定していたミーティングは学校の状況から延期になるからとりあえずは一旦帰っていいよとのことで、そのときは普通に帰りました。避難訓練だと思っていたので。
思い返せば、全員が校舎の外に出て待機していた時点ですでに保護者が数人迎えにきていたのを不思議に思うべきでした。
帰宅後、家事をしつつのんびりしていたら学校から連絡がありました。
警察からニュースになっていた件のメールは届いているかの確認後、安全確認がとれるまで校舎の外に避難したが現在は安全であると警察から連絡があったので全員校舎に戻り済みであること、心配であれば生徒をいつでも迎えにきて大丈夫であることが記載されていました。
ここで初めて先ほどのゆるい避難訓練だと思っていたものが本物の緊急事態であったと理解しました。
慌ててニュースを調べたり、クラスのママ友や他の学校に通っているママ友に連絡を取り状況を確認しました。
まず、クラスのママ友に学校からの連絡は見た?と聞いたところ学校のエリア的に外国人が多い地域だしリスクもありそうだからうちは念のために迎えに行くわ!と返信がありました。
次に、他の学校にいるママ友に確認したところ、そちらにはそもそも学校からの連絡が来てないためおそらく通常通りであるだろうとのことです。念のためそのママ友が知り合いに確認した結果、情報のソース元が曖昧なこととどうやら警察が偽予告だと判断したらしいと連絡がありました。
結局我が家も迎えに行きましたが、クラスの半分ほどが迎えに来ていたらしいのでその日は授業にならなかったと子供から聞きました。
参考にしたニュースサイトは以下
maltatoday
TIMES of MALTA
翌日は朝早くに連絡があり、学校は通常通りであることとニュースにあった予告メールは来なかったがニュース上に記載があった危ないエリアに含まれているため昨日はやむなく避難していたとありました。
日本でもたまにニュースになりますが、テレビなどで画面を隔てた向こう側の大事に見えてしまいどうしても実感が薄く感じています。
今回は身近な緊急事態発生を体感したことと学校からの対応がより危機意識を感じることとなりました。
いかがでしたか?この記事が参考になれば嬉しいです。
それではまた次回!Ciao!