マルタの語学学校に通った話
マルタにくる多くの日本人は語学留学生です。
彼らの多くは英語環境に身を置いて勉強したい、海外で生活してみたいと様々なことが海外の語学学校に通う理由だと思います。
語学学校に行こうと思ったきっかけ
まず、マルタにくる行きの飛行機でCAさんとコミュニケーションが上手くいかずめちゃくちゃ困らせてしまったことが気になりました。
次に、コロナが始まってしまったので人との関わりが減りコミュニケーションする機会が失われたことが大きいです。
それでもなんとかなるだろうと思っていたのですが、大家さんと話すときに翻訳アプリが手放せず時間も取らせてしまうと気づいて初めてもしかして私の英語力の精度20%以下なのでは？と気づいたことです。
気づいてからはとりあえずリスニング力をなんとかしないと答えられないと思い立ったのがきっかけです。
私の場合、マルタにきてから語学学校に行こうと思いました。
ほとんどの日本人と逆のパターンです。
当初は語学学校に通う気はありませんでした。
お金もかかるし、生活していくうちに英語はなんとかなるだろうとタカを括っていたからです。
学校探し
生活に差し迫ったきっかけだったもので学校探しはシンプルに決めました。
- 家から徒歩で通える範囲内
- リーズナブルであること
また、日本人留学生の中には学校内に日本人スタッフがいるかどうかも検討の基準になっているそうですが、リスニングを鍛えるためなので日本人スタッフの有無は私にとってさして重要ではありませんでした。
語学学校の授業
生徒をクラス分けするために英語能力がどの程度備わっているか初日にテストします。精度20%の私は本格的に英語で会話したことがないのでろくな受け答えができずビギナーズクラスに振り分けられました。
ビギナーズクラスの授業は日本の中学1年生の内容のようで、以前習ったことを改めて英語で勉強するのはすごく新鮮で英語の言い回しなど勉強になりました。
ちなみに、今日は現在形をやるからねと先生が授業内容をはじめに教えてくれるのですが、現在形は英語で「present simple」というので1ヶ月ほどはなんでプレゼント（贈り物）がシンプルになるんだろ？と考えていました。
過去形「past simple」の授業に入ったことで present simpleって現在形のことだったんだ！と唐突に理解したと同時に、そういえば1ヶ月ほどずっと中学の内容の現在形をやっていたなと気づきました。
なんで1ヶ月も気づかなかったのかというと、先生が言っていることは分からないけどテキストとして渡される問題文は中学英語で内容は理解できるから授業についていけてしまったことで気づくのが遅れたからです。
料金
私が支払ったのは授業料のみの約2,000€弱でした。
参考：General English Course in Group | IH Malta School, St. Julians
留学生でしたら授業料の他に、交通費・寮・生活費がかかります。
また、学校によると思いますが授業料はハイシーズンとローシーズンで授業料は異なるので授業料が安くなるローシズンがおすすめです。
語学学校に通っての所感
個人的には楽しく勉強することができました。
割り振られたクラスもG20みたいな国際色豊かなクラスメイトだったので、英語が初心者同士でつっかえながらもコミュニケーションがとれると分かりそこまで緊張しなくても大丈夫だと気づいたのはいい経験でした。
また、日本人はLとRの聞き分けが難しかったりthの発音が苦手といわれていますが、国が変われば苦手な部分が変わるもの。とある国ではJとYの聞き分けが難しい国もあると知り、発音を細かく気にしなくなったりとりあえず音を真似ていればなんとなくは伝わると気づいてからは英語に対してあまり気負わなくなりました。
日本人は誰しも海外の人は英語が得意なんだ！と思いがちですが、母語が英語ではない人が多いのが普通なので、英語が得意な人が多いわけではないと気づいたのも気負わなくなった要因です。
私の勉強不足が招いたことですが、例えばブラジルはブラジル語、アルゼンチンはアルゼンチン語が話されていると思っていました。
公用語がそれぞれスペイン語とポルトガル語だと知り、そこで一部世界史の内容を自分の中に落とし込めたのは皮肉でした。
最後に
実際に私が通った語学学校はこちらです。
International House Malta
こちらの学校はイギリス英語を教えることが前提なので基本的に教師はイギリス人を多く採用しているようです。
ただし、私が通っていた頃より引越しをしていたりと定義が何かしら変わっている可能性もあるので、もしこちらの学校にいく場合は事前に問い合わせをしてください。
いかがでしたか？この記事が参考になれば嬉しいです。
それではまた次回！Ciao!
